令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤改良(1)

座長:中島 典昭(国土開発工業株式会社)

[III-209] 複合ポリマー型地盤改良剤の浸透性・改良強度・遮水性に関する調査

中野 駿1、後藤 彰宏1、坪内 隆太郎1、加藤 満2、後藤 宇2、大山 将2、小山 孝2、勝見 武3 (1.東亞合成株式会社、2.株式会社鴻池組、3.京都大学大学院)

キーワード:薬液注入、浸透性、高強度、止水、複合ポリマー、アクリル酸マグネシウム

アクリル酸マグネシウムをポリ塩化アルミニウム共存下で重合することで得られる複合ポリマーは強固なゲルを形成する。硬化前の薬液は完全溶液系であることから、著者らはこの薬液を液状化対策用改良剤(製品名:CXP)として応用検討を進めている。一方で、CXPは高浸透・高強度を両立する新規材料としての利用にも興味が持たれる。そこで今回、CXP の粘度挙動、サンドゲルの一軸圧縮強さ、および止水を目的とした際の遮水性能について評価を行った。結果、CXP は溶液型のケイ酸系薬液と同等の粘度を示しながら、そのサンドゲルは非常に高い強度と遮水性を発現することが確認できた。

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