令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(材料)(1)

座長:久保 善司(金沢大学)

[V-112] シラン系表面含浸材が耐久性に与える施工時表面含水率の影響

〇野村 裕太1、近藤 拓也2、横井 克則2、水谷 真也3 (1.高知工業高等専門学校 専攻科、2.高知工業高等専門学校、3.大同塗料株式会社)

キーワード:シラン系表面含浸材、キセノン照射、表面含水率、吸水率

コンクリート打込み直後にシラン系表面含浸材を施工できると、工期の短縮につながり非常に効率的である。既報の試験では、暴露2年相当のキセノンランプ照射によって、遮水性能が低下する結果が得られた。原因を解明するため、本研究では、シラン系表面含浸材の施工材齢と施工時の表面含水率の観点から供試体を作成し、キセノンランプ照射後吸水試験を行った。その結果、施工時の表面含水率が5%以下の供試体に対して、施工材齢を変化させ適用しても、いずれも遮水性能が保持される傾向を示した。また、高含水率時に施工した供試体については一部遮水性能が低下するという結果が得られた。

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