令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(構造)(2)/曲げ

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[V-350] 圧縮鉄筋の腐食量とRCはりの曲げ耐荷性能に関する研究

〇國元 陸登1、桑野 仁成1、近藤 拓也1、横井 克則1 (1.高知工業高等専門学校)

キーワード:圧縮鉄筋、鉄筋腐食、最大荷重比、外観性状

引張鉄筋の腐食性状に基づいた曲げ耐力については、維持管理の実務に活用できるまで研究が進行している。しかし、圧縮鉄筋が腐食したRCはりの耐荷性能に関しては、引張鉄筋と比較して多く存在しない。RCはりの設計では、圧縮側においてコンクリートの圧縮力を算入している。そのため、圧縮鉄筋が腐食し軸方向ひび割れが生じた場合、圧縮力を負担するコンクリート断面積が低下し、曲げ耐力の低下が考えられるので、圧縮鉄筋の腐食による曲げ性能の検討も必要であると考えられる。結果から圧縮鉄筋の腐食がRCはりの曲げ耐荷力に与える影響について検討を行った。

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