[V-363] PC鋼材破断検知モニタリングの基礎的検討
キーワード:プレストレストコンクリート、PC鋼線破断、ラム波、弾性波、非対称モード
PC橋においてPC鋼材の破断が問題となっており,リアルタイムでの破断検知は困難であるのが現状である.そこで破断時に発生する弾性波を圧電センサーで有効に捕捉するための波形抽出法と適切なセンサー配置の検討を目的とする.PC桁を用いて打撃試験を行い,センサー配置を変えた3パターンで計測を行った.得られたデータ群に二次元フーリエ変換を施すことで発生する弾性波はA0モードが支配的であり,3kHz-4kHzの周波数帯域が主であることが確認された.板厚に応じて求めた速度分散曲線より支配的なモード・周波数帯に対応した理論値速度と相互相関関数より得た時間差から凡その波源位置の特定が可能であることが示唆された.
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