令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

耐震補強(1)

座長:田所 敏弥(鉄道総合技術研究所)

[V-594] 実規模RC部材を対象としたあと施工せん断補強効果に関する検討(その1)~実験検討~

〇畑 明仁1、山本 悠人1、永田 聖二2、松居 伸明3 (1.大成建設株式会社、2.一般財団法人 電力中央研究所、3.関西電力株式会社)

キーワード:実規模RC部材、あと施工せん断補強、せん断耐力、二方向載荷、繰り返し載荷

地中構造物の耐震補強工法の一つであるあと施工せん断補強工法は,構造実験等によりその有効性が確認されているが,原子力発電所の屋外重要土木構造物のような部材厚1mを超える大断面を対象とした部材実験例は少ない.そこで,1辺1.1mの正方形断面を有するRC柱試験体にあと施工せん断補強工法を適用し,その補強効果を実験的に検証した.その結果,幅1.1mのRC柱断面に対してもあと施工せん断補強工法のせん断補強効果が得られること,そうした効果は繰り返し載荷時にも一定程度維持されること,せん断補強方向とは直交方向の加力による損傷を加えられた部材に対しても一定の効果が得られることが確認された.

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