令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

フレッシュコンクリート

座長:橋本 学(鹿島建設)

[V-427] コンクリートのスランプ経時変化に関する考察

〇相浦 宏紀1、大友 健1 (1.大成建設)

キーワード:場所打ちコンクリート、スランプ、経時変化

本稿は,実際の工事で行ったコンクリートのスランプ経時変化の確認結果を基に,場所打ちコンクリートのスランプ保持性能の要因について考察するものである.
 ①粉体・細骨材・粗骨材の分量バランス,②混和剤のタイプ・使用量,③設計スランプ値,④コンクリート温度 とスランプ経時ロスとの相関性を確認し,粉体・骨材の分量バランスが重要な要因の一つであることを示した上で,普通コンクリートにつき,スランプ経時ロスが小さくなる傾向を示す粉体・骨材バランスの範囲を推定した.
 また,アジテート状態でのスランプ経時ロスは①~④のいずれとも相関性が低く,荷卸し時のスランプからのスランプ保持性能の評価が困難であることを示した.

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