令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(2)

座長:林 大輔(清水建設)

[V-614] グラウトされた斜材ケーブルの長さの違いによる素線破断時の張力低下に関する実験

〇小野 聖久1、服部 雅史1、野島 昭二2、立松 秀之2 (1.中日本高速道路、2.中日本高速技術マーケティング)

キーワード:斜材ケーブル、ケーブル長、素線、破断、張力低下

斜材ケーブル内部がグラウトで充填されている斜張橋のケーブルでは,素線が腐食により破断した場合でもグラウトとPC鋼材との付着により他の素線に張力が伝達するため,グラウトが充填されていないタイプの場合と比べ張力の低下状況が異なる.著者らは,保護管内部のグラウトの充填の有無がケーブルの素線が破断した時の張力変動におよぼす影響について実験的検討を既に行っており,今回グラウトで充填された斜材ケーブルの長さの違いによる影響について検討を行った.結果として,素線とグラウトの付着の影響で長さが長いほど張力低下が小さくなることが確認できた.

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