令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

鉄道(8)

座長:平尾 博樹(東海旅客鉄道株式会社)

[VI-875] スラブ移動による乗り心地の向上

〇藤井 良平1 (1.広成建設株式会社)

キーワード:山陽新幹線, スラブ移動, 長波長, 線形整備, σ値, 乗り心地の向上, 不動点

山陽新幹線では、現在40m弦通りσ値が平均1㎜以下となり、さらなる乗り心地の向上から、長波長通り整正において不動点となる箇所が問題視されている。この度、曲線のスラブ区間で長波長通り整正が困難な箇所の施工を行った。施工位置は、山陽新幹線石原トンネル入口の下線990k284mバラスト軌道とスラブ軌道の境に位置する箇所で平面線形は左R4000の曲線、スーパーロング化に伴いIJ化されたため特殊なタイプレートが敷設されている構造である。今回の施工では、線形整備のためスラブ移動を行い通り移動量を確保し、目標σ値を1.0mm以下、特殊なタイプレート撤去の、以上3点の行った。

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