令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(1)

座長:及川 祐也(鉄道総合技術研究所)

[VI-226] 超音波探傷による伸縮継目細密検査非解体化の検討

〇長谷田 貴士1、平井 相太郎1 (1.西日本旅客鉄道)

キーワード:伸縮継目細密検査、水平裂、底部き裂、超音波探傷

新幹線の伸縮継目細密検査では、解体によりトングレール底部の目視確認を実施しているほか、トングレール先端の摺動部に対しては浸透探傷検査を実施しているが、浸透探傷検査は雨天時には実施できないなど、効率的な検査が実施できているとは言い難い。

そこで、検査の効率化を目的に超音波探傷によるトングレールの非解体検査方法について検討し、これまでに探傷方法については確立した。しかしながら、探傷可能が可能な範囲及びレール表面の錆等が探傷に与える影響が不明だったため、室内試験及び実地試験を実施した。その結果、錆等の影響はほとんどないものの、本研究で提案した探傷方法では一部探傷できない区間が存在することが分かった。

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