令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(8)

座長:田辺 重男(安藤・間)

[VI-470] 橋脚の掛け違い部に生じたひび割れに対する原因と対策

〇馬場 幸志1、湯淺 康史1、坂岡 和寛1、轟 俊太朗2 (1.西日本旅客鉄道、2.鉄道総合技術研究所)

キーワード:掛け違い部、橋脚、ひび割れ、温度伸縮、腐食、RC増厚工法

鉄道橋の維持管理において,主桁高さの異なる橋梁を支持する橋脚の掛け違い部基部に,列車振動により開閉する水平方向の特異なひび割れが生じた.本稿では,詳細な調査(静的測定,動的測定,はつり調査)を実施してその変状原因を推定し,対策を実施した.詳細調査の結果,掛け違い部基部における変状原因は,隣接する合成桁の可動不良を伴う温度収縮の影響と鉄筋の腐食による影響が大きいと推定した.恒久対策として,RC増厚工法を実施し,実橋測定から温度変化に対して安全であることを確認できた.

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