令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(3)

座長:髙須 豊(東海旅客鉄道)

[VI-536] 軌道変位の動的値と静的値の関係の推定法に関する検討

〇石川 智行1、坪川 洋友1、三和 雅史1、元好 茂2、石井 浩一郎2 (1.鉄道総合技術研究所、2.東日本旅客鉄道)

キーワード:動的軌道変位、静的軌道変位、軌道構造、線形、累積分布

軌道変位には軌道検測車等により測定される動的値と可搬型の軌道検測装置等により測定される静的値の2種類があるが、静的値の測定は車両の荷重が作用していない状態で行われるため、静的値と動的値では差が生じる。このため、昭和40年代前半の調査結果に基づいて、軌道変位の静的値に対応する動的値の範囲を算出する手法が用いられているが、この手法は当時の脆弱な軌道構造において測定されたデータによるものであり、軌道構造や線形の違いは考慮されていない。そこで本研究では、最近の軌道検測データを用いて、軌道構造や線形の違いを考慮して、動的値と静的値の関係を分析し、動的値と静的値の関係を推定する手法の検討を行った。

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