令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工計画(1)

座長:渕先 弘一(鹿島建設)

[VI-1021] 営業線における既存橋台近接掘削時の変位抑制対策について

〇深澤 秀樹1、原田 泰行1、谷 俊樹1 (1.東日本旅客鉄道)

キーワード:近接施工、架道橋、狭隘箇所

鉄道構造物近接工事においては、安全かつ安定した列車の運行を行うために、軌道の変位制限値は特に厳しく制限されている。軌道を支えている構造物についても、変位が生じた際に同様に軌道変位へとつながることから、鉄道構造物近接施工にあたっては既存構造物へ影響を与えないように施工をする必要がある。本稿では、橋台構築に伴う、鉄道営業線における既存橋台近接掘削時の変位抑制対策について「事前の既存橋台補強」、「掘削土留形状の改良」、「施工ステップの工夫」の観点より変位抑制対策を考慮した施工計画の検討を行った。変位抑制対策を実施した結果、軌道の許容変位値内に収め、安全に施工を終えることが出来た。

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