計算力学D

[S02D-02] 連続体力学と整合する非線形板理論とそれに基づく板要素の定式化

*園部 秀明¹、堀田 渉¹、鈴木 俊一¹、本山 紘希²、堀 宗朗³ (1. 大成建設株式会社、2. 香川大学、3. 海洋研究開発機構)

キーワード：非線形板理論、連続体力学、メタモデリング理論、コンクリート構成則

共役勾配法を用いた有限要素法に適した，連続体力学に整合する板理論を導出する．数理的に近似された変位・応力関数を用いており，平面応力状態のような物理的仮定は設けていない点で連続体力学と整合する．また，ソリッド要素と同様にテンソル形式の材料構成則を考慮することが可能となる．本論文ではこの板理論に基づいて，要素剛性マトリクスが正定値性を満たす弾塑性体の非線形板要素を定式化した．