第24回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション(第二部門:計算力学)

第二部門:計算力学(E)

2021年5月15日(土) 15:25 〜 16:55 A会場 (A会場)

座長:斎藤 隆泰(群馬大学)

15:25 〜 15:40

[S02E-01] 鉛直上昇流による礫層内部流動化と破壊の流体・固体連成計算

*牛島 省1、上野 友登1、鳥生 大祐1、大野 絢平1 (1. 京都大学)

キーワード:流動化、破壊、流体・固体連成、浸透破壊、内部流動化、パイピング、ボイリング、礫粒子、鉛直上昇流、有効応力

底面から流入する鉛直上昇水流により,礫層の内部流動化と,その結果引き起こされる破壊について,実験的検討と,粒子スケールの流体・固体連成を考慮した数値計算による検討を行った.計算では,四面体要素で形状を表現された,約5,100個の礫粒子モデルに作用する流体力を,圧力項と粘性項から求めている.その結果,計算により得られた内部流動化と破壊に至る過程は,実験結果とよく一致することが示された.さらに,初期の礫粒子配置における有効応力と,実験および計算で得られた,静水圧を差し引いた流体圧力を比較して,内部流動化などの現象について考察を加えた.