第２部門②

[2B07-12-01] バネ質点モデルで表される変形・膨張する複数固体と流体の連成現象に対するオイラー・ラグランジュ解法

*グイネア ニク¹、鳥生 大祐²、牛島 省² (1. 京都大学、工学研究科、2. 京都大学、ACCMS)

キーワード：流体固体連成、変形物体、バネ質点モデル、膨潤物体、埋め込み境界法

ニュートン流体と，周囲の流体を吸収して膨張する柔軟物体との連成現象を計算するための数値解法を提案した．この数値解法では，流体と固体間の相互作用力と，固体の変形を評価するために，Direct-Forcing 埋め込み境界法 (DF/IB法) と，バネ質点モデルを利用する．一方，固体の膨張はバネモデルの釣り合い長さを変化させることで表現し，固体間の接触は個別要素法 (DEM) を用いて計算される．本数値解法を用いて，３種類の数値実験を行った結果，膨張する柔軟物体の基本的な挙動がほぼ妥当に計算されることが示された．