09:00 〜 09:10
[63] 非診療エリアにおけるX 線装置導入後の管理(1 年を経過して)
【目的】
藤田医科大学サージカルトレーニングセン
ター・カダバーサージカルトレーニング施設で
は,整形外科や脊椎・脊髄外科等のトレーニン
グでX線透視を必要とするため,移動型X線透
視装置(以下X線装置)を使用する.2021年度
の96回大会(WEB開催)で非診療エリアでの
X線装置導入時の管理について報告した.装置
導入後1年が経過したので,その後の管理内容
等について報告する.
【管理内容】
1.使用記録:本施設は診療機関に該当し
ないため,放射線照射録作成の義務は発生しな
い.照射録に代わる装置使用毎の独自の記録を
作成・保管.2.装置管理:始業終業点検,半
年毎の線量測定,散乱線分布測定.3.被ばく
線量管理:X線の使用により,トレーニングに
参加した医師への被ばく線量管理.
【結果】
1.使用記録は,使用日,使用目的,献体番号,
参加医師,放射線担当者,温度・湿度,放射線
量を記録し,A4用紙1枚にまとめてファイル
に保管している.2.装置管理は,始業終業点
検記録は装置使用時のみにおこない,イメージ
インテンシファイアの経年劣化の状態を推測す
るために,半年毎に線量測定をおこなっている.
診療施設の一部では撮影室に放射線散乱分布を
掲示し,無用な被ばくをしないように啓蒙して
いる.当施設で放射線を使用する医師は被ばく
について十分に自己管理をしているが,施設に
おける管理体制のアピールにもなる.3.被ば
く線量管理は,装置本体に線量記録システムが
搭載されており,透視時間等も把握できる.ま
た,ポケット線量計を装着し,その都度の個人
線量記録をおこなうようにした.
【まとめ】
非診療エリアでもX線装置を取扱う以上は,
放射線装置管理や放射線管理は必要である.こ
れらの管理がしっかりできていることは,ト
レーニングスタッフへの安全・安心を生み,当
施設のアピールの1つになる.
藤田医科大学サージカルトレーニングセン
ター・カダバーサージカルトレーニング施設で
は,整形外科や脊椎・脊髄外科等のトレーニン
グでX線透視を必要とするため,移動型X線透
視装置(以下X線装置)を使用する.2021年度
の96回大会(WEB開催)で非診療エリアでの
X線装置導入時の管理について報告した.装置
導入後1年が経過したので,その後の管理内容
等について報告する.
【管理内容】
1.使用記録:本施設は診療機関に該当し
ないため,放射線照射録作成の義務は発生しな
い.照射録に代わる装置使用毎の独自の記録を
作成・保管.2.装置管理:始業終業点検,半
年毎の線量測定,散乱線分布測定.3.被ばく
線量管理:X線の使用により,トレーニングに
参加した医師への被ばく線量管理.
【結果】
1.使用記録は,使用日,使用目的,献体番号,
参加医師,放射線担当者,温度・湿度,放射線
量を記録し,A4用紙1枚にまとめてファイル
に保管している.2.装置管理は,始業終業点
検記録は装置使用時のみにおこない,イメージ
インテンシファイアの経年劣化の状態を推測す
るために,半年毎に線量測定をおこなっている.
診療施設の一部では撮影室に放射線散乱分布を
掲示し,無用な被ばくをしないように啓蒙して
いる.当施設で放射線を使用する医師は被ばく
について十分に自己管理をしているが,施設に
おける管理体制のアピールにもなる.3.被ば
く線量管理は,装置本体に線量記録システムが
搭載されており,透視時間等も把握できる.ま
た,ポケット線量計を装着し,その都度の個人
線量記録をおこなうようにした.
【まとめ】
非診療エリアでもX線装置を取扱う以上は,
放射線装置管理や放射線管理は必要である.こ
れらの管理がしっかりできていることは,ト
レーニングスタッフへの安全・安心を生み,当
施設のアピールの1つになる.