10:32 〜 10:53
[シンポジウム11] 人工呼吸器製造メーカ緊急時供給対応の課題
⼈類と感染症の関わりは古く、中世ヨーロッパにおけるペストから2012年のMERSまで、人々の⽣活を脅かしてきた。国内では2012年以降、⼈⼯呼吸器不⾜の可能性が指摘され、⾏政も⼈⼯呼吸器の導⼊を後押ししたが、それでも不⾜してしまう懸念に対処するため、⽇本光電は⼈⼯呼吸器開発・製造の検討を2012年に開始し、2019年に発売を開始した。
その年の年末に発⽣した新型コロナウイルス感染症COVID-19が、またたく間に世界に広がりロックダウンとなる中、多くの医療機器メーカが医療現場に機器を届けるために奮闘した。日本光電もまだ発売初期であった人工呼吸器NKV-330、NKV-550を、国内で増産することを使命としたプロジェクトを、行政と多くの大手企業の協力で実施した。通常下では成し得なかった取り組みの実例とその成果、そして今後への課題をお伝えする。
さらにその後も変異し続けるウィルスにより、当初の医療機器不足から医療従事者への感染拡大による医療崩壊が危惧されるようになった。医療機器メーカとしての役割を考える。
その年の年末に発⽣した新型コロナウイルス感染症COVID-19が、またたく間に世界に広がりロックダウンとなる中、多くの医療機器メーカが医療現場に機器を届けるために奮闘した。日本光電もまだ発売初期であった人工呼吸器NKV-330、NKV-550を、国内で増産することを使命としたプロジェクトを、行政と多くの大手企業の協力で実施した。通常下では成し得なかった取り組みの実例とその成果、そして今後への課題をお伝えする。
さらにその後も変異し続けるウィルスにより、当初の医療機器不足から医療従事者への感染拡大による医療崩壊が危惧されるようになった。医療機器メーカとしての役割を考える。