[P9-11] 当院における末梢神経・横隔膜エコー正常所見世代ごとの検討
【目的】末梢神経・横隔膜エコー正常値を作成し世代別に比較検討する.【対象】末梢神経・筋に異常がない被験者を対象とし20歳代,30歳代,40歳代,50歳代,60歳代,70歳代,80歳代のそれぞれ7名を評価した.正中神経(手首,前腕,肘窩,上腕),尺骨神経(手首,前腕,肘,上腕),脛骨神経(足首,膝窩),腓腹神経(外果後上方)についてエコーで断面積(CSA)を測定し,横隔膜については第7-9肋間の横隔膜厚と呼気終末/吸気終末の厚変化率を測定した.【結果・結論】CSA平均と横隔膜厚・呼気終末/吸気終末の厚変化率を各世代ごとに比較した.高齢ほどCSAは軽度増加する傾向があり,横隔膜の呼気終末/吸気終末の厚変化率は低下する傾向があった.各項目の総世代平均値は既報告の範囲に合致した.