[III-PD08-01] 大動脈縮窄,心室中隔欠損術後,WPW症候群のwide QRS頻拍の鑑別
キーワード:WPW, 術後不整脈, 頻拍発作
症例は1歳6か月男児.体重10.5kg. 日齢11に大動脈縮窄,心室中隔欠損の心内修復手術を施行.術後170-180bpmの頻拍発作が頻発した.0.2mg/kgのATPで停止することもあったが,8-9割はATPでは停止せず,DCで停止.退院後も頻拍発作を繰り返し,プロプラノロール,フレカイニド内服で頻拍は抑制できず,アミオダロン内服に変更しても頻拍発作を繰り返すためDCを必要としていた.性分化異常,尿道下裂があり,1歳過ぎで手術が検討されていたが,頻拍発作を繰り返すため,性分化異常の手術介入前にアブレーション治療が可能かどうかの判断のため紹介された.
洞調律の心電図はV1 QS patternでQRS幅 120msのtype CのWPW心電図波形,頻拍時心電図は心拍数 175bpm, 右脚ブロック右軸偏位QRS幅 120ms.頻拍の鑑別診断について検討する.
洞調律の心電図はV1 QS patternでQRS幅 120msのtype CのWPW心電図波形,頻拍時心電図は心拍数 175bpm, 右脚ブロック右軸偏位QRS幅 120ms.頻拍の鑑別診断について検討する.