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[3301-05-02] リサイクルのための産業用センサー技術及びその応用事例
司会:古屋仲 茂樹(産業技術総合研究所)
キーワード:センサー技術、自動認識、自動選別
リサイクル資源の選別には、素材が持つ固有な特徴を捉える技術が必要となる。その特徴を産業用センサー技術によって捉える事例を紹介する。特に非接触でセンシングできるカメラおよびレーザを使った自動認識技術と自動選別技術とについて述べる。物流業界では、荷物を配送先別に仕分けるため、荷物に貼付される伝票バーコードを読取る自動認識技術が使用されている。このセンシング技術として、ラインカメラが使用されており、荷物が360°どの方向を向いていても、バーコードを読み取ることができる。リサイクル回収製品に製品解体方法や材料情報のあるバーコードが貼付されていれば、コンベアで乱雑に搬送される資源物を、解体方法や材料別に、瞬時に選別することができる。カメラとレーザを使用した自動選別技術の一つには、光切断法を用いた3次元計測がある。資源物の体積、形状、材質の特徴を捉え、必要な選別をすることができる。試料として、プラスティック、ガラス、植物等を用いて波長の異なる複数のレーザを資源物に照射した。得られたレーザの拡散反射光強度は、各資料の色に影響することなく、試料を選別することができた。
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