一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

環境・リサイクル

2018年3月29日(木) 09:00 〜 12:00 第4会場 (3号館4F, 35号講義室)

司会:和嶋 隆昌(千葉大学),晴山 渉(岩手大学)

09:30 〜 09:45

[3401-11-03] 石炭灰混合材料からの重金属等の長期溶出特性の把握

○鷲尾 知昭1、古賀 明宏1、丸屋 英二1、中田 英喜1 (1. 宇部興産株式会社)

司会:和嶋 隆昌(千葉大学)

キーワード:石炭灰、重金属、溶出特性、散水型カラム試験

石炭火力発電所で発生する石炭灰にセメント等を混合し,土木資材として利用拡大する場合,石炭灰由来の重金属等の溶出抑制技術が重要となる。このような石炭灰混合材料は,これまでに多くの開発例があるが,長期の溶出挙動を把握したうえで材料設計を行った事例は少ないといえる。そこで本研究では,石炭灰混合材料からの重金属等の長期溶出特性を,実環境に近い条件で把握することを目的とし,石炭灰にセメント系材料等を添加した石炭灰混合材料を試製し,散水型カラム試験を行った。試験の結果,石炭灰混合材料に含まれる重金属等は,その種類によって異なる溶出挙動を示し,特に六価クロムおよびセレンは,累積液固比の増加とともに溶出量が増加し極大値を示すことが確認された。これは,石炭灰混合材料が空気中の二酸化炭素等により炭酸化されたためと推察された。

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