一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

講演情報(2019年1月23日付 確定版)

春季学生ポスター発表

リサイクル

2019年3月7日(木) 15:50 〜 17:20 リサイクル (6号館 1階)

15:50 〜 17:20

[2P0115-30-13] LIBSソータを用いたミックスメタルおよびプラスチック類の相互分離可能性検討

○久保 裕幹1、米山 基樹1、大和田 秀二1、田 透2、枇榔 竜二2 (1. 早稲田大学、2. キヤノン株式会社)

キーワード:LIBSソータ、ミックスメタル、プラスチック

現在, 国内廃自動車・廃家電の中間処理において, それらの解体・破砕処理が施された後, 磁選, 渦電流選別等により鉄分が回収され, 主として非鉄金属の混合物からなるミックスメタルが製造される。しかし, ミックスメタルは国内では有効に再利用されておらず, 人件費の安い海外に輸出され, 現地で手選・リサイクルされている。これは国内資源確保の観点からこれは大きな問題であり, 新規選別プロセスの構築が必要とされている。また, プラスチックに関しても最終処分場の残余年数の低下から, 各種プラスチック類への識別とリサイクルの必要性が急速に高まっている。最終本研究では, 全元素を高精度で定量分析することができるLIBS(Laser Induced Breakdown Spectroscopy)をソータに適用し, ミックスメタルの各種金属への相互分離を検討した。現在のLIBSソータでは, 試料の定量分析値を算出する際の方式としてPLS法(Partial Least Squares:部分最小二乗法)を用いている。これによりミックスメタル中の各種金属を識別するためのMethodを作成し, LIBSソータに組み込むことで, 相互分離実験を検討した。また, 今後の分析精度の向上を目指し, 検量線法を用いてPLS法との定量性の比較を検討した。

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