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[2P0137-46-03] 銅スラグの結晶化と重金属溶出量に及ぼす金属酸化物の添加効果
キーワード:銅スラグ、結晶化、溶出、鉛、ヒ素
現在、銅スラグはコンクリート用骨材やセメント原料等として有効利用するため、水冷することで粒状に固化されている。しかし、その際にはヒ素や鉛といった重金属の溶出性が問題視され、環境省告示第19号で定められた含有量試験(1N HClに対する溶出量)について基準値を満たすことが求められる。銅スラグは含有量試験において基準値を満たしていないが、徐冷して結晶化させることで溶出量を基準値以下まで抑えられることが過去の研究でわかっている。しかし、徐冷での処理はスラグを粒状にできないため、有効利用に不向きである。そこで本研究では、溶出量を抑制したうえで粒状のスラグを得るために、スラグを水冷のまま結晶化させ、溶出量を抑えることを目的とした。結晶化の方法として、添加物によるスラグの成分調整を行い、結晶構造および溶出量の変化を調べた。添加物としては、スラグの主成分であるFe, Al, Caの酸化物を用いた。
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