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[1K0201-08-03] セメント向け原石品位向上対策
キーワード:露天鉱山、石灰石、セメント、品質管理
唐沢鉱山は自社栃木工場へセメントの主原料である石灰石を供給するために開山され、80年以上に渡り栃木工場に石灰石を供給している。栃木工場ではセメント製造において石灰石の他多くのリサイクル原料を使用しており、石灰石の品位が高品位安定化することでリサイクル原料の受け入れ数量が拡大し、セメント製造コスト低減に直結する。一方当鉱山は不純物を多く含有した低品位石灰石の賦存量が多く、品質管理が難しい鉱山である。そのような背景下でセメント向け原石中に含まれる細粒分(以下、ズリ分)は粘土分を多く含むことから、出鉱石灰石の品位向上を目的としてズリ分を回収除去する設備を導入した。本報告では当該設備の工事実績と運用状況、工事効果について報告する。
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