資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

製錬工程における忌避不純物の分離・除去と活用

2019年9月24日(火) 13:00 〜 16:55 第3会場 (C1 1階 大講義室(191))

司会:中野 博昭(九州大学)、邑瀬 邦明(京都大学)、高須 登実男(九州工業大学)

13:05 〜 13:30

[1K0307-14-01] 佐賀関製錬所精金銀工場におけるSe、Sbの回収について

○藤本 敦1、竹内 智久1 (1. パンパシフィック・カッパー株式会社)

キーワード:銅製錬、リサイクル原料、マイナーエレメント、アンチモン、セレン

パンパシフィック・カッパー(株)佐賀関製錬所では、現在、銅精鉱とリサイクル原料の増処理に取り組んでいる。これらの原料中には、銅製錬工程に悪影響を及ぼすNi, Se, Sb, Bi等のマイナーエレメントが含まれており、これらの元素を効率的に分離回収することが足元の課題の一つになっている。
佐賀関製錬所の精金銀工場は、銅電解スライムから貴金属を回収し、精製する役割を担っているが、一方で銅電解スライム中にはSe, Sb等のマイナーエレメントも含まれることから、これらを円滑に処理することが重要である。本報では、精金銀工場のSe、Sbの分離、回収プロセスについて、最近の改善も含めて紹介する。

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