資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

プロセス・素材分野ショート講演1

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:32 第5会場 (C1 3階 グローバルホール人融(311))

10:52 〜 11:00

[2K0501-14-10] Pt-Cu電極のCO2電解還元活性(発表者:博士課程)

○大久保 敬祐1、高橋 弘樹1、田口 正美1 (1. 秋田大学)

キーワード:CO2電解還元、電極触媒

大気中のCO2濃度の上昇とそれに伴う地球温暖化は,世界中で過酷な気象現象として顕在化し,CO2の削減が緊急かつ重要な問題となっている.その削減策の1つとして,CO2を水溶液中で電解還元することでCH3OHなどの有用な物質に変換する方法がある.前回の報告では,Pt電極を用いるとCO2電解還元反応が低過電圧で進行することを明らかにした.しかし,Ptは高価であることや,中間生成物であるCOが反応の進行を阻害するなどの課題が指摘された.一方,古くから使用されてきたCu電極は安価であり,炭化水素系の生成物が得られるという特徴がある.そのため,Ptと合金化することで,Pt使用量を低減すると同時に,CO2還元活性を向上させることが期待される.本研究では,スパッタによって各種組成Pt-Cu電極を作製し,HClO4溶液中でのPtのCO2還元活性に及ぼすCu合金化の効果を検討した.その結果,Pt-Cu電極は,作製したすべての組成においてPt電極よりも高いCO2電解還元活性を発現した.また,Pt-Cu電極の活性向上の要因としては,Cuの合金化によるPt表面へのCO被毒に対する耐性向上が考えられる.

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