資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

一般講演

高温素材プロセッシング

2019年9月26日(木) 10:00 〜 12:00 第3会場 (C1 1階 大講義室(191))

司会:永井 崇(千葉工業大学)

11:00 〜 11:20

[3K0304-09-04] ドロップ炉を用いた銅精鉱の酸化反応に及ぼすFeS2の添加効果(発表者:修士課程)

○藤井 響也1、武部 博倫1 (1. 愛媛大学)

キーワード:銅製錬、銅精鉱、酸化反応、微細構造

2000年以降の世界的な銅精鉱の低品位化によって、脈石及びパイライト系不純物が銅精鉱の酸化反応プロセスに及ぼす影響が発生している。さらに溶錬処理量及びスラグ発生量が増大に伴って、結果としての銅スラグロスの増加が未解決課題となっている。これらの背景から溶錬工程における低品位銅精鉱の酸化反応に関する基礎研究が求められている。本研究室では、CuFeS2を主相とする銅精鉱及び珪石の混合試料を用い、酸化性ガスとともに反応管内に装入するドロップ炉反応法による銅精鉱の酸化反応プロセスの検討を行っている。過去の実験では、反応粒子のSEM-EDSによる組成分析から、スラグ及びマットの生成や、銅スラグロスの原因の一つであるマグネタイトの晶出が確認されている。本研究では、低品位銅精鉱中に主要な不純物として含まれるFeS2が反応プロセスへ及ぼす影響を調査するため、ドロップ炉を用いて銅精鉱の酸化溶融を行った。評価試料にはCuFeS2を主相とする銅精鉱及び珪石に、FeS2を添加した混合試料を用いた。ドロップ炉反応試験後の試料は樹脂埋め後に研磨を施した面について、SEM-EDSによる組成分析を行い、スラグ及びマットの組成、微細構造におけるFeS2の添加効果について評価した。

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