資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

一般講演

鉱物処理・環境・リサイクル

2019年9月26日(木) 09:00 〜 12:00 第4会場 (C1 1階 講義室1(192))

司会:和嶋 隆昌(千葉大学)、芳賀 一寿(秋田大学)

10:00 〜 10:20

[3K0401-08-04] 溶脱した混合セメントモルタルの物質移動特性に与える遷移帯の影響(発表者:修士課程)

○齋木 武蔵1、胡桃澤 清文1 (1. 北海道大学 )

キーワード:遷移帯、モルタル、Ca溶脱、混合セメント、拡散

放射性廃棄物処分施設において、放射性核種の外部への漏洩防止のために隔壁を設ける必要があり、コンクリートはその隔壁のひとつである人工バリア中の充填材としての利用が検討されている。これはセメント硬化体の低拡散性による放射性核種の漏洩抑止を期待してのことであるが、処分施設においてセメント硬化体は長期間地下水に接触する可能性があり、そのような環境下ではCa溶脱によるポーラス化が生じることが報告されている。   

また、コンクリート内部の骨材周辺に生じ、比較的粗な構造を持つ遷移帯はセメントペースト部分に比べ拡散性が高く、溶脱の進行が早いことが報告されており、これらの影響を考慮して溶脱による劣化を考える必要がある。しかし骨材を含んでいるモルタルやコンクリート、加えて混合セメントにおける溶脱抵抗性、また溶脱後のイオン拡散性における遷移帯の影響についての検討は未だ少なく、明らかになっていない部分が多い。そこで本研究では混合セメントモルタルを作製し、遷移帯厚さの異なる試料について溶脱促進処理を行った後、NaCl水溶液に浸漬することにより遷移帯の厚さ及び混合材が溶脱やイオン拡散にどのように影響を与えるか比較検討を行った。

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