資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

一般講演

鉱物処理・環境・リサイクル

2019年9月26日(木) 13:00 〜 17:10 第4会場 (C1 1階 講義室1(192))

司会:鈴木 祐麻(山口大学)、三木 一(九州大学)

16:10 〜 16:30

[3K0409-20-10] チタニア担持ゼオライト膜を表面に形成した中空硝子球による廃水中有機物質の除去

○萩尾 健史1、ニッチパーニッチ スーピンヤー1、神本 祐樹1、市野 良一1 (1. 名古屋大学)

キーワード:有機物質、ゼオライト、光触媒、中空硝子球、廃水処理

有機物質を含む廃水は、水質汚染を引き起こす。分子オーダーの細孔をもつミクロ多孔体であるゼオライトは、高い吸着能を示し、高シリカ組成にすることで疎水性を示すことから、これらの有機物質の吸着・除去に有望な吸着材である。しかし、吸着した有機物質を分解できず、且つ粉末状では使用後の回収が困難という問題がある。一方、光触媒は有機物質を分解可能な環境性の高い浄化材料であるが、その効果を発揮する材料表面に有害物質を引き寄せる能力がなく、且つ受光できる環境にないと作用しないという問題がある。本研究では、光触媒であるチタニアを担持した高シリカゼオライト膜を中空硝子球の表面に形成することで同問題を解消した材料の開発を試みた。得られた材料は有機物質をゼオライトによって引き寄せることで光触媒による分解を効率化するとともに、水に浮遊する中空硝子球を支持体とすることで、使用後の回収と光触媒の受光を容易にした。

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