1:10 PM - 1:40 PM
[3K0107-11-01] State of the art international trends on seabed mining
The chairman: Tetsuo YAMAZAKI (Osaka Prefecture University)
Keywords:Seabed Mining, Deep-sea Mineral Resources, Polymetallic Nodules, Polymetallic Sulphides, Cobalt-rich Ferromanganese Crusts
近年の海洋再生エネルギーや電気自動車(EV)等のエコカー導入推進により、これらに搭載される高性能モータや二次電池に含まれるレアメタルやレアアースの需要拡大が見込まれる。このため、近い将来、陸上資源の需給ギャップが生じる可能性が指摘され、その需給ギャップを埋める一つの可能性として、Co、Ni、Cu等を含有する海洋鉱物資源の開発に向けた動きが高まっている。特に、国家管轄権外の海底及びその下部、いわゆる「深海底」に分布する鉱物資源の探査・開発を一元的に管理している「国際海底機構(ISA)」に対して、2010年頃から探査鉱区の申請・取得ラッシュが続いている。最近では2019年7月のISA理事会で、中国が申請していた北西太平洋域のマンガン団塊の探査鉱区が承認された。また、2020年6月には、北東太平洋のマンガンベルト(クラリオン・クリッパートン断裂帯)においてマンガン団塊の探査鉱区の申請がジャマイカから提出された。更に、2020年~2023年にかけて、マンガン団塊等の国際鉱区内でベルギー、ドイツ、インドによる集鉱試験等が計画されている。一方で、環境保全の高まりも一層強くなってきていることから、開発と環境のバランスの重要性が叫ばれている。
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