MMIJ Annual Meeting 2022

Presentation information (2022/01/28 Ver.)

General Session

(General session) Mineral processing / Environment / Recycling

Tue. Mar 8, 2022 1:00 PM - 5:50 PM Room-4 (Webex)

司会:ドドビバ ジョルジュ(東京大学),古屋仲茂樹(産業技術総合研究所),松本和也(秋田大学)

5:30 PM - 5:50 PM

[2K0401-14-14] [Student presentation: Bachelor’s course] Extraction equilibrium of scandium with Deep Eutectic Solvent composed of isostearic acid and TOPO

○sora Ushizaki1, shintaro Kanemaru1, yoshinari Baba1, kazuhiro Sugamoto1 (1. university of Miyazaki)

司会:松本和也(秋田大学)

Keywords:Deep Eutectic Solvent, scandium, extraction equilibrium, isostearic acid, TOPO

ボーキサイトからのアルミナ製造後の残渣である赤泥は,これまで海洋投棄されて埋め立てに使用されてきたが、近年、国際条約による海洋投棄の制限または禁止により赤泥の有効利用の研究が進んでいる。赤泥中に多量の酸化鉄(III)や酸化アルミニウム(III)とともに少量含まれる希土類金属の中でも、特に近年先端産業への活用が期待され、需要が増大しているスカンジウムの分離回収が求められている。スカンジウムの分離回収については溶媒抽出法を用いた研究が盛んに行われているが、抽出は可能でも逆抽出が困難であるという問題がある。よって本研究では,スカンジウムを高選択的に抽出し容易に逆抽出される抽出剤の開発を検討した。本研究で用いたスカンジウム,鉄,イットリウム,アルミニウムの4元素において、イソステアリン酸とTOPOをそれぞれ単独で用いた場合には抽出挙動の重なりにより3元素からの分離は困難であった。イソステアリン酸とTOPOを混合した深共晶溶媒(DES)ではそれぞれの抽出剤による協同効果および拮抗作用が働くことでスカンジウムを選択的に分離でき、逆抽出も可能であることがわかった。また、イソステアリン酸にTOPOを加えることによるスカンジウム抽出の協同効果についてスロープ解析を行った。

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