資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】建設用原材料の評価・利用技術および脱水ケーキ等の未利用資源の活用 [9/10(火) AM 第1会場]

<現地+オンラインのハイブリッド開催>

2024年9月10日(火) 09:00 〜 11:55 第1会場 (一般教育2号館 1F 101) (一般教育2号館 1F 101)

司会:今井 忠男(秋田大学)、岩月 栄治(愛知工業大学)

●建設用原材料である骨材の品質評価、骨材生産における環境影響、副産物の脱水ケーキの活用可能性に関する最新の知見を発表・討論する。

<発表:20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

10:55 〜 11:15

[1101-08-06] 砕砂と石粉を用いた混合土壌の雑草防止効果について

○今井 忠男1、長坂 琢磨1、木崎 彰久1、五十嵐 康朗2 (1. 秋田大学、2. 東北砕石株式会社)

司会:岩月 栄治(愛知工業大学)

キーワード:砕砂、石粉、雑草防止

脱水ケーキの利用法はいくつか提案されているが、ほとんどが廃棄物として処理されている。著者らは、これまで、脱水ケーキの堆積場に雑草が繁茂しない砕石場において、この石粉に雑草防止効果があるのではないかと推測し、その解明を試みた。
本研究の目的は、脱水ケーキと砕砂との混合土壌に、雑草防止効果を見出し、効果のある脱水ケーキについて利用を促進すことである。実験には、雑草防止効果が期待される原石と期待されない原石の2種類の原石について、脱水ケーキと砕砂との混合土壌を作成し、西洋芝を用いた植生実験および土壌の基礎物性試験を行った。その結果、雑草防止効果が期待された原石による土壌では、土壌を突き固めると、経時的に固化が進み、植物の根の生育を防止する効果があり、発芽した芝は、49日目ですべて枯れた。他の土壌の芝は全く枯れずに、すべて十分な草丈に生育した。