資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】最近の採掘技術に関するトピック ① [9/10(火) AM 第2会場]

2024年9月10日(火) 09:30 〜 11:50 第2会場 (一般教育2号館 1F 102) (一般教育2号館 1F 102)

司会:佐藤 晃(熊本大学)、高木裕治(石灰石鉱業協会)

●石灰石鉱山をはじめとする採掘技術に関する最新の技術や関連する研究成果の発表を通して,新たな技術開発の知見を交換しする場を提供する。また,この企画発表を通して技術者および研究者どうしの親睦をはかり,新たな採掘技術発展のための知識を集約する。

<発表:20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

11:30 〜 11:50

[1201-06-06] 釧路コールマインの払い跡充てん炭酸塩鉱物化 第3報

○松本 裕之1、市原 義久1、鈴木 良明1、伊東 義博1、板倉 賢一2、出口 剛太3 (1. 釧路コールマイン株式会社、2. 室蘭工業大学、3. 地下資源イノベーションネットワーク)

司会:高木裕治(石灰石鉱業協会)

キーワード:釧路コールマイン、払い跡充てん、フライアッシュ、二酸化炭素、炭層メタン増進回収

釧路コールマインでは,最適生産量と経済性を考慮し,採掘方式を長壁式機械化採炭からルーム採炭に変更した。採掘後は,保安向上と生産効率化を追求した掘採跡充てん,いわゆる払い跡充てんを推進してきた。払い跡充てんには,フライアッシュを再生利用し,坑内水と二酸化炭素を混合して炭酸塩鉱物化させるカーボンリサイクルを積極的に行っている。
また,この実証試験の一環として,二酸化炭素を活用した炭層メタン増進回収(ECBMR)を行っている。
本論では,経済産業省補助金を活用し,産炭国のニーズを受けて2023年度に実施したECBMRについて,坑内試験および各種室内試験を行ったので、「払い跡充てん炭酸塩鉱物化実証試験 第3報」として報告し,考察する。