資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

企画講演

【企画講演】JOGMEC金属資源生産技術に関する先端的研究 [9/10(火) AM 第5会場]

<現地+オンラインのハイブリッド開催>

2024年9月10日(火) 08:45 〜 12:00 第5会場 (一般教育2号館 3F 301)

司会:砂田 和也(JOGMEC)

●JOGMECでは主に非鉄金属資源の選鉱・製錬の分野で先端的な研究をこれまで実施してきた。本企画セッションでは、選鉱分野での情報工学の導入を目指した取り組み、未利用資源の有効活用を目指した選鉱に関する研究、難処理原料を対象とした製錬分野での基礎的研究などJOGMEC及び大学と共同実施したテーマにつき報告する。

<発表:25分中、講演20分、質疑応答5分/1件><発表:50分中、講演40分、質疑応答10分/1件>

08:50 〜 09:15

[1501-06-01] 高空間分解能マルチスペクトル画像を用いた資源探査方法の開発

○岡田 夏男1[博士課程]、有馬 孝彦1、鳥屋 剛毅2、大友 陽子1、北原 格3、川村 洋平1 (1. 北海道大学、2. 秋田大学、3. 筑波大学)

司会:砂田 和也(JOGMEC)

キーワード:分光法、画像レジストレーション、資源探査、デジタルツイン

人工衛星に搭載されたスペクトルカメラを用いた鉱床の広域探査技術の開発は重要な課題であるが、近年の人工知能技術やリモートセンシング技術により更なる発展が期待される。しかしながら、地上から400kmを超える超高度からのスペクトル撮影は広域探査を可能とする一方で空間分解能の低下をもたらし、詳細なデータ把握を妨げる要因となっている。また、人工衛星からの撮影は地表の天候条件に左右されることや、撮影頻度が少ないこと、波長データ量が膨大で大量の計算資源を必要とするなど、アクセシビリティや即時性の観点から問題がある。本研究では人工衛星データに加え、近年そのデータ量が著しく増大傾向にある航空機・ドローン・地上観測からのデータ群を統合することで、高解像度スペクトルマップを作成するプロトコルを開発した。本プロトコルは、異高度データの利活用を推進するだけでなく、スペクトルデータの高解像度化を達成する。

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