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[1507-10-03] 富山県でのアルミニウムドロス循環経済イノベーションを目指したアルカリ溶融テクノロジー
司会:村山 憲弘(関西大学)
キーワード:アルミニウム、リサイクル、富山県、ドロス、アルカリ溶融
国内有数のアルミ産業集積地である富山県において、リサイクルをキーワードに産学官民全てを連携させたプロジェクトが始動している。鉄リサイクルの様にスラグを利用した不純物コントロールが困難なアルミリサイクルでは、原料スクラップの破砕や選別等の前処理が極めて重要であり、結果として比較的サイズの細かいスクラップをアルミの融点以上で加熱溶融するプロセスがベースになっている。小サイズであることに加え有機化合物等を付着したアルミスクラップは加熱溶融プロセスで酸化燃焼しやすく、アルミリサイクルが促進するほどドロスと呼ばれる酸化物主成分の副産物が大量に発生することが予想されている。今後富山県での大量発生が見込まれるドロスについて地域連携を活かした循環ルートを構築するため、本研究ではアルカリ溶融をキーテクノロジーとした新しいドロスリサイクルを提案する。特に、ゼオライトを始めとした各種化成品への展開事業発展に向けて、ドロスのアルカリ溶融による高濃度アルミン酸ナトリウム溶液の合成に関する研究成果を主として報告する。
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