資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(地球・資源分野) [9/11(水) PM 第1会場]

2024年9月11日(水) 13:40 〜 14:52 第1会場 (一般教育2号館 1F 101) (一般教育2号館 1F 101)

司会:鳥屋 剛毅(秋田大学)

14:40 〜 14:44

[2107-24-16] 微小重力環境下におけるMICPに関連した酵素活性に関する検討

○浜田 知也1[修士課程]、中島 一紀2、髙野 力2、川﨑 了2 (1. 北海道大学大学院工学院、2. 北海道大学大学院工学研究院)

司会:鳥屋 剛毅(秋田大学)

キーワード:レゴリス、MICP、微小重力、細菌、酵素活性

月面には様々な資源が存在し、その採掘プラント建設や長期滞在を目標とした複数のプロジェクトが現在進められているが、月面を覆うレゴリスと呼ばれる微細な粒子による施設への悪影響が課題の一つとなっている。レゴリスの飛散を防ぐには現地での地盤改良が必要であるが、Microbially Induced Carbonate Precipitation (MICP)による地盤固化はその省資源性から月面に適した地盤改良法であると考えられる。月面でのMICPの適用に際しては、微小重力環境における細菌のMICPに関連した酵素活性についての検討が必要であり、本研究では、尿素分解細菌を用いたMICPにおいて適用可能性の重要な指標となるウレアーゼ活性に関して、複数種の細菌を通常重力環境と微小重力環境で培養して比較を行った。主な結果として、1)微小重力環境においても通常重力環境と同様に培養が可能であること、2)微小重力環境においても通常重力環境と有意差ないウレアーゼ活性が得られること、が示された。