資源・素材2024(秋田)

講演情報(2024年8月7日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(湿式素材プロセッシング) [9/11(水) PM 第4会場]

2024年9月11日(水) 13:40 〜 14:32 第4会場 (一般教育2号館 2F 203) (一般教育2号館 2F 203)

司会:吉村 彰大(千葉大学)

13:52 〜 13:56

[2412-24-04] 電析ニッケル膜の析出挙動に及ぼす硝酸イオン添加の影響

○渡邉 光1[学士課程]、河野 俊輔1 (1. 九州産業大学)

司会:吉村 彰大(千葉大学)

キーワード:電析、ニッケル、黒色外観、硝酸イオン

ニッケル電析膜は,様々な環境下において耐食性に優れることから,生活用品から工業製品まで様々な用途で利用されている。また,有機溶媒やアルカリ溶液中での耐食性も高いことから,各種電池の電極や電気機器の接点としても多用されている。近年では,表面を黒色化させ,黒色クロム皮膜の代替としての用途も広がっている。我々は,一般的な硫酸塩浴(ワット浴)におけるニッケルの電析挙動に及ぼす浴中の無機イオンの影響について調査してきた。その中で,浴への硝酸イオンの添加量が一定値を超えると,ニッケルの電析が抑制されて電流効率が低下すると共に,5A/dm2以上の電流密度域にて電析皮膜の外観が黒色化する傾向を確認した。