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[O-3] 突然変異抑制効果を持つ物質の探索
キーワード:突然変異、抗酸化作用、DNA損傷
秋田県ではがん死亡率、特に胃がんや大腸がんによる死亡率の高さが問題になっており、食を通じてがんの抑制、健康の増進に貢献したいと考えた。がん化の原因の1つに突然変異がある。先行研究として、香料「バニリン」には過酸化水素によるDNA酸化損傷を抑制する効果があることが分かっており、バニリンと同じアルデヒド基を持つ物質を探索した結果、抗酸化作用によりDNA酸化損傷を抑制する物質としてシトラールを発見したので報告する。本研究は東北大学飛翔型科学者の卵養成講座(JSTグローバルサイエンスキャンパス)、(公)武田科学振興財団、(公)齋藤憲三・山﨑貞一顕彰会の支援のもとで実施されたものである。