サイエンスキャッスル2016

講演情報

東北大会~地域に根を張る先端研究~

[2-3] 口頭発表(午前の部)

2016年12月18日(日) 11:00 〜 12:30 メインホール (東北大学QSCホール)

11:30 〜 11:45

[O-3] 突然変異抑制効果を持つ物質の探索

田中 美月1, 東海林 紬1, 森山 優海1, 畠山 千晴1,2, 櫻田 洸介1,2, 加藤 祐樹1 (1.秋田県立秋田高等学校 生物部, 2.秋田県立秋田高等学校 理数科課題研究ナイシン班・生物部)

キーワード:突然変異、抗酸化作用、DNA損傷

秋田県ではがん死亡率、特に胃がんや大腸がんによる死亡率の高さが問題になっており、食を通じてがんの抑制、健康の増進に貢献したいと考えた。がん化の原因の1つに突然変異がある。先行研究として、香料「バニリン」には過酸化水素によるDNA酸化損傷を抑制する効果があることが分かっており、バニリンと同じアルデヒド基を持つ物質を探索した結果、抗酸化作用によりDNA酸化損傷を抑制する物質としてシトラールを発見したので報告する。本研究は東北大学飛翔型科学者の卵養成講座(JSTグローバルサイエンスキャンパス)、(公)武田科学振興財団、(公)齋藤憲三・山﨑貞一顕彰会の支援のもとで実施されたものである。