サイエンスキャッスル2016

講演情報

関西大会~高大連携で加速する研究の芽生え~

[3-6] ポスター発表(奇数)

2016年12月23日(金) 12:30 〜 11:30 第二体育館 (第二体育館)

[P-13] 鋼球/プラスチックレール間の摩擦係数

三科 陽大 (札幌日本大学高等学校 科学部 物理Fグループ)

キーワード:摩擦、鋼球、レール

鋼球/プラスチックレール間の静止摩擦係数およびすべり摩擦係数について、それらの測定法の確立を目的とした。静止摩擦係数は、斜面に設置したレール上を連結された2個の鋼球がすべり出す角度から求めた。また、すべり摩擦係数は斜面に設置したレール上を連結された2個の鋼球がすべっている過程に、エネルギー保存則を適用して算出した。鋼球の直径は8mmから20mmまて変えて調べた。鋼球がレール上を確実にすべるようにした結果、バラツキが小さく再現性の良いデータが得られた。静止摩擦係数およびすべり摩擦係数は、直径と共に減少する傾向が見られた。また、直径が同じ場合、すべり摩擦係数は、静止摩擦係数よりも小さな値を示した。