サイエンスキャッスル2017

講演情報

関東大会

[ES3] 口頭発表 O-7~0-12

2017年12月23日(土) 12:30 〜 14:00 メイン会場 (4階TEPIAホール)

13:00 〜 13:15

[O-9] 河川の自然浄化の研究(硝化作用の最適条件を探る)

勝又 清馨 (宮城県仙台第二高等学校)

キーワード:河川の自然浄化、バイオフィルム、硝化作用、硝化細菌、アルカリ度、暗黒条件、硝酸菌、亜硝酸菌

河川の自然浄化では硝化作用が重要な働きをしている。硝化作用が効率的に行われる条件を探るためにモデル実験を行った。河川で採集した石のバイオフィルムを糖を加えない暗黒培地で培養し、硝化細菌を抽出した。その硝化細菌をアルカリ度とリン酸イオンの濃度を変化させて、硝化作用の進行を定量的に測定した。その結果、アルカリ度を上げると硝化作用の途中までは急速に進行し、アンモニウムイオンが亜硝酸イオンに変化することが分かった。つまり、アルカリ度を上げると亜硝酸菌の活動が促進された。しかし、硝酸菌の活動は促進されなかった。