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[P-76] 歩行虫の調査から自然環境を探る
キーワード:歩行虫、自然環境、ホールピットトラップ、ベイトトラップ、群馬県片品村、静岡県南伊豆町
2008年より、関東で唯一の豪雪地帯に指定されている群馬県片品村と、マングローブの北限とされている静岡県南伊豆町において、歩行虫の個体数を継続的に調査している。調査したデータを蓄積し、後に分析することで、歩行虫を自然環境の変遷を知るための指標として活用できるのではないかと考えている。
結果、群馬県片品村では、土壌が肥沃で日光のよく当たる地点で複雑な生態系が成立し、それに伴い歩行虫の種数と個体数が多い傾向にあった。また、不規則に地形を変化させる河原では、毎年のように歩行虫の種数と個体数が変化した。静岡県南伊豆町は、自然が豊かで希少な動植物が数多く観察される中で、歩行虫の種数と個体数は極端に制限されていた。これは、南伊豆町の土壌にがれきが多いことが原因なのではないかと考察している。
結果、群馬県片品村では、土壌が肥沃で日光のよく当たる地点で複雑な生態系が成立し、それに伴い歩行虫の種数と個体数が多い傾向にあった。また、不規則に地形を変化させる河原では、毎年のように歩行虫の種数と個体数が変化した。静岡県南伊豆町は、自然が豊かで希少な動植物が数多く観察される中で、歩行虫の種数と個体数は極端に制限されていた。これは、南伊豆町の土壌にがれきが多いことが原因なのではないかと考察している。