[O-11] コオロギの求愛行動
キーワード:摂食行動、生殖行動、コオロギ
<概要>
コオロギは生殖行動の際、鳴き声によるコミュニケーションをとることが分かっている。しかし、摂食状態と生殖行動にどのような関連性があるかが分かっていない。そこで、今回、空腹時、満腹時での条件のもと、交尾成功率と生殖行動でどのような違いがあるのかを実験した。その結果、交尾成功率では差が見られなかったこと、オスの鳴き始めた時間が満腹オス満腹メスのペアが長く、満腹オス空腹メスのペアが短いことが分かった。
コオロギは生殖行動の際、鳴き声によるコミュニケーションをとることが分かっている。しかし、摂食状態と生殖行動にどのような関連性があるかが分かっていない。そこで、今回、空腹時、満腹時での条件のもと、交尾成功率と生殖行動でどのような違いがあるのかを実験した。その結果、交尾成功率では差が見られなかったこと、オスの鳴き始めた時間が満腹オス満腹メスのペアが長く、満腹オス空腹メスのペアが短いことが分かった。
<考察・展望>
今回は仮説に反して、交尾成功率に差が見られなかった。しかし、オスの鳴き始めるまでの時間に大きな差が生まれたこと、メスがオスに接触した割合に差が生まれたことから、空腹時、満腹時でのオス、メスでの交尾の欲求には差があるのではないかと考えた。また、その原因はフェロモンや、仮説に記した満腹時では生殖行動を抑えることにあるのではないかと考えた。
今回は仮説に反して、交尾成功率に差が見られなかった。しかし、オスの鳴き始めるまでの時間に大きな差が生まれたこと、メスがオスに接触した割合に差が生まれたことから、空腹時、満腹時でのオス、メスでの交尾の欲求には差があるのではないかと考えた。また、その原因はフェロモンや、仮説に記した満腹時では生殖行動を抑えることにあるのではないかと考えた。