2018年秋の大会

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[1O06-09] 原子力政策

2018年9月5日(水) 14:45 〜 15:50 O会場 (D棟 D25)

座長:澤田 哲生(東工大)

15:00 〜 15:15

[1O07] 原子力バイオマスハイブリッドシステムの市場可能性2

木炭生成、炭素隔離と排出権市場

*小西 哲之1、nam hoseok1、武田 秀太郎2、向井 啓祐1 (1. 京大エネ研、2. 京大思修館)

キーワード:バイオマス、炭化、CCS、炭素隔離、熱分解

原子力エネルギーとバイオマスの複合では、バイオマスから木炭を製造し、それを大気循環からの二酸化炭素の恒久的隔離として、CCSと同様に排出権市場で販売できる可能性がある。これは電力、燃料とともに原子力の第3の市場可能性を提案するものである。軽水炉以上の温度で、特に木質など炭素含有率の高いバイオマスを吸熱分解して炭化することで、バイオリファイナリ原料とともに、安定な固形炭素を得ることが可能である。これは電力や燃料の需要によらず、炭素削減としての販売が可能である。