2018年秋の大会

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一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[3A01-08] 放射線挙動、遮蔽工学、遮蔽材料標準

2018年9月7日(金) 09:45 〜 11:55 A会場 (B棟 B11)

座長:谷口 雅弘(大成建設)

11:00 〜 11:15

[3A06] 中性子照射試験及びPHITS計算によるコンクリートの放射化低減手法の検討(その2)

*田中 聖一朗1、奥野 功一1 (1. 安藤ハザマ)

キーワード:放射線利用施設、放射化、熱中性子、B4C(炭化ホウ素)、PHITSコード、コンクリート

放射線利用施設におけるコンクリートの放射化低減手法の一つに、コンクリートに中性子吸収材であるB4C(炭化ホウ素)を混入する方法があるが、骨材が特殊になるため現場打設できないなどの問題がある。これまでの研究では、中性子照射試験及びPHITSによる計算を行い、B4C入りコンクリートを用いた場合と、普通コンクリートにBC樹脂板を組み合わせた場合とでコンクリートの放射化量の比較を行ったが、実測値と計算値とで差異が生じてしまった。本発表では、この要因を分析し、再計算を実施するとともに、B4C樹脂板を用いた、より効果的な放射化低減手法について検討を行った。