2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 203-3 ビーム利用・ターゲット

[1M16-18] 医療用RI製造

2019年9月11日(水) 17:10 〜 18:00 M会場 (共通教育棟 3F A31)

座長:小栗 慶之(東工大)

17:10 〜 17:25

[1M16] がん治療用アスタチン211の連続製造を可能にする液体ビスマス標的の開発

(1)プロジェクトの概要

*石岡 典子1、渡辺 茂樹1、近藤 浩夫3、高井 俊秀2、古川 智弘2 (1. QST、2. JAEA、3. QST(現、三菱重工業))

キーワード:ビスマス、液体金属、イオンビーム、RI製造、標的アイソトープ治療

アスタチン-211(211At)は、α線放出核種であり、体内に投与する次世代のがん治療薬として期待が高い。211Atの大量製造には、209Bi(α,2n)211At反応の利用が必須であるが、標的であるBiが低融点のため、高電流照射時に溶融し、製造量に限界があった。本研究では、予め溶解したBiを標的(液体Bi標的)とすることで高電流照射を目指し、そのシステムの検討と原理実証を目的とする。