2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[3A13-16] 安定化・固定化6

2021年9月10日(金) 16:00 〜 17:15 A会場

座長:佐藤 淳也 (IRID/JAEA)

16:30 〜 16:45

[3A15] 放射性廃棄物固化材としてのジオポリマー

(7)ジオポリマーの健全性評価方法

*足立 栄希1、関根 伸行1、Marcela Brazsekova2、Maros Juraska2、Milena Prazska2 (1. 富士電機、2. ジェイコブス)

キーワード:ジオポリマー、健全性、圧縮強度、ワイブル分布

ジオポリマーが長期間水に暴露された後の健全性を評価するために、加速劣化法を調べている。今回、加熱水暴露後の一軸性圧縮強度分布の加熱時間依存性を評価した。その結果、加熱時間が長くなると、強度低下と共に強度分布はWeibull分布(形状係数m = 4.64)から指数分布(m = 1)に漸近した。指数分布では圧縮強度ゼロで破壊頻度が最大になるから、m = 1となった時、健全性が失われるという事ができる。mが減少する原因は、ジオポリマー成分の溶脱であると考えられるため、溶脱速度の温度依存性から、長期間水暴露時のジオポリマーの健全性を推定する事ができると考える。