2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2G08-12] 安定化・固定化1

2023年3月14日(火) 14:45 〜 16:05 G会場 (13号館1F 1311)

座長:牧 涼介(岡山理科大)

15:15 〜 15:30

[2G10] Alkali-activated materialsの結晶化に繋がる因子の探求:文献レビュー

*伊藤 あずさ1、黒木 亮一郎1 (1. 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)

キーワード:AAM、ゼオライト、廃棄物固化、水処理二次廃棄物

福島第一原子力発電所で発生している多量のSr-90やCs-137を含む水処理二次廃棄物(スラリーやスラッジ等)の安定な固化方法として、非晶質のalkali-activated materials(AAM)固化が検討されている。しかしAAMは、時間経過とともに部分的にゼオライト等の結晶の生成が報告されている。この結晶化により、AAM固化体の核種閉じ込め性能に影響を及ぼす可能性が想定されるが、この結晶化の原因は未だ明らかになっていない。本文献調査報告より、AAMとゼオライト合成の両面から、この結晶化の原因の究明方法の提案を行う。