コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 施工

施工Ⅰ

2016年7月8日(金) 09:00 〜 10:30 第4会場 (4F 411号室)

座長:伊達重之(土木), 橋田浩(建築)

[1251] 傾斜フロー試験器によるコンクリートの施工性評価

梶田秀幸1, 桝田佳寛2, 笹倉博行3, 伊達信之3 (1.前田建設工業 2.日本大学 3.ニューテック)

キーワード:workabirity, pumpability, yield value, plastic viscosity, inclined angle, flow speed, 施工性, 圧送性, 降伏値, 塑性粘度, 傾斜角度, 流動速度

筆者らが考案した傾斜フロー試験器によってコンクリートの見掛けの降伏値および塑性粘度を直接的に求めることができるが,測定結果のばらつきが小さいとは言えないことから,測定誤差の小さいデータが得られる測定方法について検討した。その結果,試験器の終端付近におけるコンクリートの流動先端速度を計測することによって,安定した見掛けの降伏値および塑性粘度を求められることがわかった。また,改良した測定方法による傾斜フロー試験を,コンクリートを打設する実現場において試験適用した結果,スランプ試験やスランプフロー試験では評価が難しいコンクリートの粘性を評価できる可能性が示唆された。