日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] 口頭発表

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[U-01] 地球惑星科学コミュニティと日本学術会議

2021年5月31日(月) 10:45 〜 12:15 Ch.01 (Zoom会場01)

コンビーナ:田近 英一(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、佐竹 健治(東京大学地震研究所)、沖 大幹(東京大学大学院工学系研究科)、木村 学(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:佐竹 健治(東京大学地震研究所)、木村 学(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

11:15 〜 11:30

[U01-09] 若手アカデミーの活動

★招待講演

*川口 慎介1,2 (1.海洋研究開発機構、2.日本学術会議若手アカデミー)

キーワード:若手アカデミー

日本学術会議若手アカデミー(Young Academy of Japan)は、人文・社会科学と自然科学にまたがる多様な分野において、最先端の研究に取り組む45歳未満の研究者をメンバーとしています。確固たる専門性と多様な背景を特徴とするユニークな組織として、未来の学術を担う若手研究者の立場から、幅広い活動を行っています。

若手アカデミーには3つの顔があります。まず指摘すべきは、若手アカデミーのメンバーそれぞれは、学術会議本体の連携会員でもあることです。メンバー各位は分野別委員会等に参加し、各委員会での年齢的多様性の一翼を担い、議論を活性化させています。2つめには、若手アカデミーは学術会議の中にありながら一定程度の独立性を担保されており、ある意味で「もう1つの学術会議」として機能していることがあげられます。たとえば、若手アカデミーではCOVID-19禍に先駆けて、内閣府関係の会議体として(おそらく)初めてオンラインミーティングを公式の会議として実施し、これが後に学術会議本体でも採用された経緯があります。最後に、国際的な若手アカデミー連合体-Global Young Academy-への参画を紹介します。GYAは、世界的な諸課題に対して科学的で包括的な意思決定がなされることを目標に、国際的かつ学際的な世代間の対話を牽引する若手研究者をエンパワーしています。