2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

オーガナイズドセッション » [オーガナイズドセッション] OS-1 計算社会科学

[3O2-OS-1b] 計算社会科学(2)

2018年6月7日(木) 15:50 〜 17:30 O会場 (2F 開聞)

15:50 〜 16:10

[3O2-OS-1b-01] オフィスワーカーの入退室データを用いた移動時間パターンの分析

〇小島 世大1、石榑 隼人1、坂田 美和1、武藤 敦子1、森山 甲一1、犬塚 信博1 (1. 名古屋工業大学 大学院 工学研究科 情報工学専攻)

キーワード:移動時間パターン、入退室データ、オフィスワーカー、クラスタリング

近年、ICカードの普及に伴い、ICカードの利用履歴を用いた人の行動分析の研究が行われている。本研究では、多くの組織で普及が進んでいる入退室管理システムから得られる入退室データを用いて、社員の移動時間パターンを抽出し、移動時間パターンと社員属性の関係の分析方法を提案する。事前調査より、社員の移動時間パターンを時間帯及び移動時間区分毎に移動回数を数えることで表す。社員を部屋から部屋への移動にかかる時間に着目した特徴量で表し、クラスタリングを用いて似た移動時間パターンを持つ社員の集合を抽出し、移動時間パターンと社員属性(性別、部署、年齢など)の関係について分析する。実際の入退室データを用いて提案手法を検討し, その有効性を確認する.